子宮の病気はプラセンタやイソフラボンで治る?それとも悪化する?
女性誌やTVなどで頻繁に目にする「プラセンタ」とは一体どんな成分なのかご存知ですか?「プラセンタ」とは胎盤から取れるグロースファクタ(成長因子)等の有効成分の事で、様々な美容効果や健康効果がある事から美容業界や医療業界で注目されています。
「プラセンタ」の主な効果として、美白効果、滋養強壮、自立神経を整える・・・等の他、エストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモンを調整する働きがある為、お肌を艶々にしたり、たるみやシワの改善、髪を豊かで綺麗にする等アンチエイジングに興味のある女性から非常に高い人気があるのです。
又、美容効果だけでなく、婦人科系の病気の予防や更年期障害の症状改善効果が高い事も有名です。又、日本国内では未認可ですが外国ではプラセンタを使った不妊治療を推奨している国もあります。
一方「イソフラボン」は大豆食品や葛、レッドクローバー等に多く含まれる事で知られるフラボノイドの一種です。主な効果として骨粗しょう症の予防や動脈硬化の改善、ガン予防の他、女性ホルモンの一種であるエストロゲンと同じような働きをする事がわかっており、美肌や更年期障害の予防、婦人科系の病気の改善にも効果が高いとされているのです。
このように女性にとって必要不可欠な成分とも言える「プラセンタ」と「イソフラボン」ですが、子宮筋腫や子宮内膜症などの病気には効果があるのでしょうか?
実はいくらプラセンタやイソフラボンが女性に有効で強力だからと言って子宮筋腫や子宮内膜症を治療する力は残念ながらありません。
しかし、子宮筋腫や子宮内膜症などの「子宮の病気」には月経異常や月経不順などが大きく関わっていると言われておりますので、女性ホルモンの働きを整えて月経を正常に近づける事には効果を発揮します。結果、「子宮の病気」の予防には非常に効果が高いと言えるのです。
薬で完治可能?手術は絶対必要?子宮筋腫の治療について解説します
月経痛で婦人科訪れる女性の2人に1人は持っていると言われる子宮筋腫。顕微鏡で探さなければ見つからないような小さなものからメロンのように大きいものまで症状は様々です。子宮筋腫は出来た場所や筋腫の状態、その後の生活スタイルによって医師と治療方針を決めていきます。
筋腫が小さかったり、出来ている場所に問題が無い、重い月経痛などの症状が見られない等生活に差障りのない場合は「経過観察」をする事になります。「経過観察」とは簡単に言うと薬物治療や手術などをせず、数ヶ月ごとの定期的な検査で子宮筋腫の症状を確認する事です。
「え?筋腫がある事がわかっているのに何もしないの?それって治療とは言えないのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、それは違います。経過観察を通して生活スタイルを見直し、自分自身の身体の調子に十分に気を配る必要がありますよ、という措置だからです。
ですから自覚症状がないからと言って定期健診を勝手に止めたりせず、経過観察中の体調の変化(月経痛やおりものの様子など)を医師に報告する事が重要となってきます。又、閉経後は女性ホルモンの分泌量が減る為50代以上の場合は子宮筋腫が大きくても経過観察で様子を見る事があるようです。
筋腫が有る程度大きい場合や沢山見つかってしまった場合、筋腫自体の大きさは小さくても月経痛などの症状が重い場合には薬物療法を用います。
子宮筋腫はエストロゲンという女性ホルモンの分泌が盛んになると大きく成長してしまいますのでホルモン剤を投与する事でエストロゲンの分泌を抑制するのです。
しかし、ホルモン剤は長期的な身体への負担が大きい為投与に向いておらず、筋腫の成長を抑える事は出来ても消滅させる事はできません。この為、投与を止めれば症状は再発し筋腫も成長し始めてしまいます。
最後に筋腫を取り除く方法として用いられる治療法が手術です。子宮筋腫の手術には筋腫のみを取り除く「核出手術」と子宮自体を取ってしまう「全摘出手術」があり、核出手術の場合下腹部に開けた小さな穴から内視鏡を挿入して行う「腹腔鏡下手術」とお腹を切って幹部を直接見ながら行う「開腹手術」があります。
子宮を全摘出してしまうと当然ながらその後妊娠をする事はできません。しかし子宮は女性ホルモンを分泌する器官ではありませんので、心配される方が多い「子宮を取ってしまうと女性ホルモンが分泌されなくなる。更年期障害がその後一生続く」という事はありませんのでご安心ください。
確率は?治療すれば妊娠は可能?子宮筋腫で流産は起こりますか?
妊娠時の検診で全く自覚のなかった子宮筋腫が発見される事はよくあります。「子宮筋腫」は成人女性に非常に発症しやすい病気ですので珍しい事ではないのですが、妊娠している時はいつも以上に健康や体調の変化に敏感になる為「赤ちゃんに何かあったらどうしよう・・・」と心配で夜も眠れなくなるお母さんも多いようです。
しかし、子宮筋腫があるからと言って100%妊娠や出産が出来ないと言う事は勿論ありませんし、子宮筋腫があるから絶対流産してしまうなどと言う事もありません。又、子宮筋腫自体が赤ちゃんに直接悪影響を与えると言う事もありません。
でも子宮筋腫がある方の妊娠は、子宮筋腫のない方の妊娠よりもリスクがある事は事実です。そもそも「子宮筋腫」とは子宮に出来たコブのですので、筋腫がある子宮は形がデコボコになっている為、受精卵が着床する事自体が困難で妊娠しにくくなっているのです。
もちろん「子宮筋腫」=「不妊」ではありませんので子宮筋腫がある状態で妊娠する方も多くいらっしゃいます。しかし妊娠したとしても注意が必要です。妊娠すると、女性の身体は赤ちゃんを育てる為に様々な変化を遂げます。まず、女性ホルモンの一種である「エストロゲン」の分泌量が急激に増加します。
これによって子宮全体が赤ちゃんを受け入れる為に大きく柔らかくなるのですが、同時に子宮筋腫自体も大きく成長させてしまうのです。子宮の筋肉と異なり、筋腫は硬いので子宮が大きくなる事を妨げ、一旦大きくなった子宮もちょっとした刺激で小さく収縮させてしまう恐れがあるのです。
子宮の中で育っている胎児を筋腫が圧迫したり、筋腫の収縮を加えてしまう事によって早産や流産を招きやすくなってしまうのです。その確率は20~30%と言われており、15%前後と言われている自然流産の確率と比べると2倍程度のリスクが見込めます。
子宮筋腫は早期発見が出来れば早期治療に取り組む事ができる病気です。健康な赤ちゃんを産む為にも、自分自身の身体の為にも、結婚や妊娠の予定の有り無しに関わらず成人女性は皆、定期的な婦人科検診を受ける事が重要だと言えるでしょう。
イライラ、不規則、欝…ストレスが子宮に悪影響って本当ですか?
20代~50代の4人に1人は持っていると言われている子宮筋腫や子宮内膜症。この二つの女性特有の病は、発症率は年々増加の一途を辿っているにも関わらず、発症原因はいまだにはっきりと解明されていません。
数々の仮説や憶測の中で近年「子宮筋腫や子宮内膜症はキャリアウーマンに発症しやすい」と言う意見が多く飛び交うようになってきました。これは一体どういう事なのでしょうか?
もともと、子宮筋腫や子宮内膜症は欧米の女性に多い病気であり、日本人女性の発症数はごく稀でした。しかし戦後から日本人女性の発症数は急増、現在女性にとって最も身近な病とまで言われるようになったのです。これには以下の様な理由があると考えられています。
野菜と魚中心でさっぱりとした味付けの多い和食よりも、肉中心で油っぽくこってりとした洋食を頻繁に食べる割合が増えた事、又ファーストフードやインスタント食品の普及で日常的に栄養が偏った食事をしている方が増えた事で身体に負担を掛けている方が多くいらっしゃいます。
又、朝食を抜いたり、連日夜食を摂ったりと食事時間が不規則な方も多いのでは?個人の意識にもよると思いますが、こういった不健康な食事内容や不規則な食生活は、一人暮らしをしている多忙なキャリアウーマンに多く見られると言えます。
更に毎日忙しく働く女性はストレスを抱えている場合が殆どです。毎日の疲れや人間関係の悩みをうまく発散できずにいると不眠になったり、いつもイライラしたり、中には欝症状や生理不順までもを引き起こします。
食生活の乱れとストレスの蓄積は心身共に健康への悪影響が大きく、こういった生活が何日、何ヶ月、何年も続くとホルモンバランスが崩れ、子宮の病を引き起こすのです。
忙しい現代女性は毎日早寝早起きをして野菜たっぷりの食事を3食ゆっくりと摂りスポーツを習慣付ける事は困難かもしれません。
ですから、没頭できる趣味を見つける、休日や週末は自炊をする、余裕のある日は通勤時に一駅歩いてみる・・・等、日常生活で無理のない程度に自分の身体と心を労わるようにしましょう。そして月経痛が重いと感じる等自分の身体に異変を感じたら無理をせずに早目に医師に相談する事が重要です。
悪い?不妊?特に問題なし?子宮筋腫は出来る場所が問題です
子宮筋腫が見つかった場合、その後の治療方針や妊娠、出産の可能性を見極める為に最も重要なポイントは「子宮筋腫の出来ている場所」だと言う事をご存知でしょうか?
かなり大きな筋腫が見つかったのに医師から「今のところ手術の必要はありません」と言われて驚いたという方が多いように、素人目に見ると筋腫の「大きさ」や「数」を重要視してしまいがちですが、実際はその何倍も「場所」の方がポイントなのです。筋腫の発生しやすい場所とその症状は主に以下の4パターンとなります。
1.しょう膜下筋腫
発症している場所が子宮の外にある筋腫です。10センチ以上と大きく成長した場合にも子宮内膜には影響がない場合が多く、月経痛や月経血過多による貧血などの症状は起こりません。稀に捻転等で急性腹症を起こし激しい痛みを引き起こす事があり、この場合には手術を要する可能性もあります。
2.頸部筋腫
発症している場所が子宮頸部(子宮下部の膣と繋がっている部位)にある筋腫です。膣に繋がってる出口部分の「頸管」という筒状の部分を筋腫が塞いで狭くしてしまうと月経痛を伴います。又、前方に成長した場合には膀胱を圧迫する為、頻尿になる事も。
3.筋層内筋腫
発症している場所が子宮壁の子宮筋層の中にある筋腫で、全体の7割を占めている最も発症率の多い場所です。複数個できる事が多く、3cm以下と小さい内は痛みなどの症状は殆ど出ません。
筋層内で4cm以上に大きく成長してしまうと子宮内膜を圧迫する為月経血の量がビックリする程増えたり、月経期間が10日以上と長引く為貧血を引き起こします。又、エストロゲンの分泌量が増える妊娠時に筋腫が大きく成長してしまう場所でもありますので、流産や早産を招いてしまう可能性もあります。
4.粘膜下筋腫
子宮の内腔に向かって成長する筋腫で、発送率は全体の1割程度と多くはありません。しかし、この場所に筋腫が出来てしまうと筋腫自体は小さくても子宮内膜に影響を及ぼす為症状が強く出てしまいます。
月経血が増えたり、月経期間が長くなる為、激しい月経痛と貧血を引き起こします。又、内腔に飛び出した筋腫が膣へ出てきてしまい、子宮が強く収縮して陣痛のような痛みを伴ったり、筋腫表面の血管が破れ大量出血をする事もあります。
粘膜下筋腫は筋腫が子宮内膜を持ち上げている様な上体の為、筋腫が成長してくると子宮の内側がデコボコに盛り上がり受精卵が着床しずらい環境になる為、不妊の原因にもなるのです。
お腹が痛くて下痢が続く・・・知ってる?それって子宮の病気かも?!
生理前や月経期間中は毎回下痢が続く、下腹部が痛みお腹がゆるくなる・・・どうしてこんな事が起こるか知っていますか?実は月経痛は「プロスタグランジン」という女性ホルモンの仕業なのです。
プロスタグランジンには子宮を収縮させて不要になった子宮内の粘膜や月経血を体外へ排出させる働きがあります。子宮が収縮する際痛みを感じる為、月経中は下腹部に重い痛みがあると言う事です。妊娠時、子宮の収縮によって陣痛を起こさせるのもプロスタグランジンです。
ところがプロスタグランジンには意外な作用として「腸の動きを活発にする」というものもあります。この作用には個人差がありますがプロスタグランジンの分泌が盛んになる生理前や月経期間中は普段は便秘の人でも便通が良くなったり、下痢をしたりしてしまう事があるのです。
プロスタグランジンが月経痛を起こす事自体はごく自然な事ですが、月経期間中は毎回寝込む、ナプキンが一時間持たないくらいに月経血が大量に排出される等の重すぎる月経の症状が出る場合には子宮の病気かもしれません。
健康な身体では子宮内膜からしか分泌されないはずのプロスタグランジンですが「子宮内膜症」の場合、驚く事に病気の患部からもプロスタグランジンが分泌されてしまうので、重い月経痛や連日の下痢を引き起こすのです。
又、「子宮筋腫」の場合、筋腫の場所や大きさによっては子宮内膜を強く圧迫する場合があります。これによってプロスタグランジンの過剰分泌が起こり、上記の様な症状を引き起こす事が考えられます。
子宮の病気は20代~50代の女性にとって非常に身近で発症率の高いもので、放置すると手術が必要になったり不妊を招いたりする恐ろしい病気が多いのです。自分と自分の大切な人の為にも定期的な婦人科検診こ心がけ、痛みを我慢し過ぎず早目に医師に相談する事が大切です。
悪性?怖い?子宮筋腫の石灰化って何ですか?どうして起こるの?
お腹の中のレントゲン写真を見てみると白い塊がクッキリ映っている・・・病気や医療に詳しくない方でもなんとなく「これは危険だ」と思ってしまいますよね。
子宮筋腫の場合、これは「筋腫の石灰化」によるものです。では「石灰化」とは一体どんな症状なのでしょうか?
子宮筋腫はそもそも変性を伴う病気としても知られており、その内の1つが「石灰化」です。筋腫の変性とは子宮筋腫に十分な酸素や栄養素が供給されなかった場合に、筋腫の細胞や組織が壊死して別のものに変わってしまう事を指します。
変性の種類には硝子化や水腫変性、赤色変性、そして石灰化など多くの種類があります。筋腫の石灰化とは壊死した筋腫の細胞間に血液中の炭酸カルシウムやリン酸カルシウム等が沈着し、桑の実のような粗粒の集合体の様な形状の石になってしまった状態です。
石灰化により通常の筋腫よりもレントゲンにはっきりと映り込んでしまう為「自分は癌になってしまった」と思う方もいるようですが、筋腫が悪性の腫瘍になる事はありません。
一般的に子宮筋腫の変性には痛みが伴う場合が多いのですが、無痛の場合もあり、時期としては胎児の成長で筋腫への血液の流れが悪くなりやすい妊娠中期以降に頻繁に起こると言われています。
しかし妊娠中に筋腫の石灰化が起こったからと言って出産が出来なくなるだとか、直接胎児に害を及ぼすと言う訳ではなく、石灰化が生じた部分に細菌が感染して炎症を起こしたり、子宮収縮が起こったりする事で異常胎位や二次感染、流産や早産を招く恐れがあると言う事です。
この様な最悪の事態を避ける為にも、妊娠する前から定期的な婦人科検診を受け、少しでも体調に異変を感じた場合には早めに医師に相談する事が重要となります。
相性抜群!効果絶大!子宮、女性の悩みには病院よりヨガが効く?!
「子宮筋腫」や「子宮内膜症」等女性特有の病や、月経痛、生理不順など病気とは言えないけど多くの女性が抱える辛い症状にはヨガが絶大な効果を発揮する事をご存知ですか?
実はこういった女性特有の辛い症状は骨盤のゆがみを改善し、腰周りの筋肉を柔軟に和らげて暖める事が非常に有効なのです。4000年以上も前にインドで誕生したヨガは「心と身体を最高に安定した状態に近付ける方法」と言われています。
ゆっくりとした動きで様々なポーズを取るヨガは、筋肉の動きだけではなく、同時に「呼吸法」と「瞑想」の要素が重要視されている所がポイントです。
ポーズを取りながらも常に深く呼吸する事で筋力が付いて身体が引き締まるのと同時に新陳代謝がよくなり、内臓の働きが活性します。又、深呼吸を繰り返す事で集中力が増し、瞑想を行う事で心を落ち着け、ストレスを解消できると言われています。
又、ヨガのポイントとして「無理をしない」事が重要だと言われています。出来ないポーズを痛い思いをしながら無理にするのではなく、ゆっくりとした呼吸で自分の心地よいと思える限度のポーズを取る事で身体に良い効果があるというわけです。
骨盤のゆがみを改善し腰周りを暖めるヨガのポーズは沢山ありますが、その中でも比較的初心者向けの「すきのポーズ」を紹介します。
1.まず、仰向けに寝転びます。膝は立てた状態にして下さい。
2.立てた両膝を足先をそろえたまま上半身と直角になるように(L字型になるように)ゆっくりと持ち上げていきます。
3.そのまま手の平で床を押しながら、足先を頭側→頭の向こう側の床へと持って行きます。難しい場合は両手で腰を支えて補助しましょう。
4.両足先が頭の向こう側の床に付いたらゆっくりと腰から両手の補助を外して、両手の平を床に付けましょう。この時目線はまっすぐ天井に、呼吸も止めない様に注意して下さい。このポーズでゆっくり10秒数えたら、先ほどの道のりをゆっくり元に戻りましょう。
背中の筋肉を伸ばし、腹部を収縮する為、腰痛や月経痛に非常に効果的なポーズです。このポーズの他にも「三日月のポーズ」や「猫のポーズ」等がオススメです。
ただし、先ほども述べたようにヨガに無理は禁物です。痛みを感じる場合や体調が悪い日は無理せず自分の気持ちいいと思える範囲で行いましょう。
又、既に出来てしまった子宮筋腫や子宮内膜症を治療する力は残念ながらヨガにはありませんので、重い月経痛などを感じる場合等は早目に医師に相談する事が大切です。
痛い?副作用は?子宮筋腫のエコー検査ってどんな事するの?
月経痛が重い、不正出血がある・・・これってもしかして子宮筋腫?早く病院に行かなきゃ!!そんな風に思っても不安でなかなか行動に移せない方もいるようです。
そんな方の大きな不安要素は「病院での検査方法」ではないでしょうか?どんな事をされるの?痛くない?恥ずかしくない?副作用は?等々、なかなか人には聞きにくい疑問が沢山ありますよね。
子宮筋腫の検査には超音波検査(エコー検査)が必ずと言って良い程の高確率で行われます。これは筋腫の大きさや数、位置等を特定する為です。婦人科で行われる超音波検査(エコー検査)には経腹法と経膣法という方法があります。
・経腹法
ジェルを塗ったプローブというかまぼこのような形をした機器を腹部に押し当てて超音波の反射からお腹の中の様子をモニターに映し出して検査を行います。予定日にきちんと排卵が起こっているか?や排卵日の特定等にも経腹法のエコー検査を用います。
子宮筋腫の他、チョコレート嚢胞に異常が生じている場合も画像で発見できます。子宮の状態を鮮明に映し出す事が困難というデメリットがありますが、プローブをお腹の上で自由に動かせる為広範囲を短時間で見渡す事が出来ますし、身体に殆ど刺激を与えずに検査出来る所が特徴です。
・経膣法
経膣プローブと呼ばれる親指程度の太さの棒状の機器を膣に挿入し、身体の内側からお腹の中の様子をモニターに映し出して検査を行う方法です。
あらかじめ膣口に潤滑油やジェル等を塗ってからプローブを挿入しますので力を抜いてリラックスしておけば痛みを感じない場合が殆どですが、体内に硬い器具が入ってくるような異物感はあります。
子宮筋腫の検査の他、卵管癒着や排卵障害、多嚢胞性卵巣の検査に経膣法のエコー検査を用います。経腹法に比べてプローブが子宮や卵巣に大幅に近付いた状態で検査が出来るので鮮明な画像を見る事が出来るところが特徴です。
どちらの方法もその場でお腹の中の状態を見る事ができ、身体への副作用もなく安全です。
確率はなんと○○倍?!子宮筋腫は遺伝するって本当ですか?
成人女性の4人に1人とも言われている子宮筋腫は女性にとって最も身近な病と言えるかもしれません。しかし、発症の原因はいまだはっきりとは特定できておらず謎に包まれた部分の多い病でもあるのです。
ですので現在、子宮筋腫の原因として述べられているものは全て仮説という事になります。その中でも気になるのが「子宮筋腫は遺伝する」というものです。
実は子宮筋腫の遺伝的要因に関しては解明できておらず、医師や研究者によって「子宮筋腫は遺伝する」や「子宮筋腫は遺伝しない」と意見は様々ですが近年は「子宮筋腫は遺伝性の弱い病気である」という説が有力なようです。
しかし、子宮筋腫の患者がある家系は、子宮筋腫の患者の全くいない家系に比べて約4倍の確率で子宮筋腫が発症するという報告もあります。これは一体何を意味するのでしょうか?
実は、子宮筋腫は元来、欧米人の患者が圧倒的に多く日本人の発症数は少ない病気でした。それが戦後~現在にかけて国内の患者数は増加の一途をたどっています。
これは戦後、生活習慣が急激に欧米化した事が原因ではないかと言われています。つまり、食生活に関して言えば、野菜・穀物・魚を中心とした和食よりも、肉中心の洋食やファーストフードを好んで食べる家庭で育った方、運動不足や夜更かし等不規則な生活習慣を送る家庭で育った方は、そのライフスタイルを引き継いでしまいがちな為、無自覚に子宮筋腫ができやすい体質や生活を作り上げてしまうという事です。
しかし、家族に子宮筋腫の方がいないからと言って絶対に安心とは言い切れません。冒頭で述べた通り子宮筋腫は「4人に1人」と言われる程高確率で発症する病ですので誰がかかったとしても不思議ではないからです。
子宮筋腫はエストロゲンという女性ホルモンのバランスが深く関与している病気です。発見が遅れると不妊を招く恐ろしい病でもありますので、規則正しい生活とバランスの取れた食生活を心がけ、定期的に婦人科検診を受けて自分の身体を大切にしましょう。
